2007年08月


2007/08/31

 すまねえ、ダバ。
 すっかりご無沙汰になっておりました。

 追い込みに継ぐ追い込み、さらには暑さと絶望漂う嵐の夜を体験し、私は少し痩せました。

 ざざざっと8月の出来事を思い返すに

 公共の電波で「ぬふぅ」が再現され、アニメ『シグルイ』は絶好調。

 一方で私は、またホモの襲撃を受けました
 しかもヤヴァ過ぎてネタにもできません。

 さらに大好きだった漫画『ラルΩグラド』が突然の打ち切りEND。ラルがおっぱいより友をとるなんて不自然です
 私にとって今年度最大の萌えキャラだったビラ様のお姿を二度と拝めないのかと思うと、枕を濡らさずにいられません。

 そして今年の夏。
 『らき☆すた』のみゆきは同人誌でやたら犯されていましたね。みゆき本は凌辱系以外見たことがないのはなぜですか?

 ちなみに私が今、1番、はまっているのは『天元突破グレンラガン』
 とある事件で落ち込んだとき、8〜11話を3回連続で見て、復活しました。ニア姫は心の潤いです。

 俺を誰だと、思っている! 籐太です。


 とりとめがない感じで申し訳ありません。


 さて、報告しよう報告しようと思っていたのに、なかなか更新できず、ずいぶん出遅れた感がありますけど


『AYAKASHI』
アニメ化します


 詳しくはアニメ公式HPで!

 果たして前川や平馬やアキノの活躍シーンはあるんでしょうか? アンズは登場するのか?

 いろいろ気になることはありますけど、とりあえず私自身10月を楽しみにしております。



 さて、8月期読書感想文のまとめです。
 ネタバレ注意です。





▼書籍

○魔が堕ちる夜・外伝 デーモニックリベンジャー
 
作:謡堂

 エロ短編集。
 そのため、いちいちキャラや状況の説明が入ってエロに集中できません。説明は要らないので早くSEXしろよと思いながら読んでいました。


○吉原手引草
 
作:松井今朝子

 エロ本ではありません
 今期、直木賞受賞作です。本当です!
 読むと江戸時代の遊郭について、やたら詳しくなれます。

 内容は、花魁の失踪事件の真相を関係者の聴取という形で明らかにしていくというミステリっぽいお話。

 物語としてだけでなく、吉原に住む者のしたたかさと人情を、これ以上なく表現しきっています。

 非常にお奨めです。


○夜は短し歩けよ乙女
 作:森見登美彦

 山本周五郎賞受賞作。
 直木賞の候補にも残りましたが、惜しくも落選。

 物語としての愉快さ、読みやすさでは吉原手引草よりこっちがお奨めです。

 ただ、直木賞として納得できるのは手引草。
 今一歩足りないか?

 この作者は、たぶんオタク。
 そのせいか、アニメ化するとおもしろくなりそうだと感じましたね。オタクネタも随所に散見されます。


○コンバットバイブル 現代戦闘技術のすべて
 作:クリス・マグナブ ウィル・ファウラー
 訳:小林朋則

 軍事系資料として。
 読みやすいですが、広く浅くですね。
 やや古いので、今さら読んでもあまり意味がなかったです。


○狙撃手
 作:ピーター・ブルックスミス
 訳:森真人

 その昔『戦場の狙撃手』という本を読んだとき、ブルックスミスの『狙撃手』に詳しいので省略。ブルックスミスの『狙撃手』に詳しいので省略。と連発されていました。
 その上、『狙撃手』の邦訳版がまだ発売されていなかったという思い出が鮮やかに蘇ります。

 でも、この本のおかげで私の中で狙撃手のイメージがかなり固定化できたのでよしとします。


○アンノウン
 作:古処誠二

 自衛隊基地で発見された盗聴器。
 犯人の意外な目的とは?

 ミステリとしては、ややタンパク。でも舞台を非常にうまく利用していて、思わず唸ってしまいました。


○接近
 作:古処誠二

 第二次大戦下の沖縄が舞台。
 信頼というものの重さ。
 裏切りという、せつなさ。

 純粋すぎた少年が最後にとった行動が、胸にドシンと響きます。鬱耐性があるなら、お奨めです。


○クトゥルー10
○クトゥルー11
 
作:H.P.ラヴクラフト 他
 訳:大瀧啓祐 他

 ツンデレ旧支配者、ナラトース。
 凶暴なダ●ボとしか思えない、チャウグナル・ファウグン。
 などなど。

 ナラトースは、旧支配者のくせにヘッポコで、逆に人間の呪文で支配されてしまいます。
 でもそれが気に食わないらしく、命令されるたび「愚か者が」「たわけが」といちいち口にする辺りが萌え。

「貴様は救いようのない愚か者だが、命令とあれば従う他ない」

 というセリフも、私の脳内では

「あんたってホント救いようのないバカね! 命令だから仕方なく従ってるだけなんだから、勘違いしないでよね!」

 としか聞こえません。


○フルメタル・パニック! 安心できない七つ道具?
○フルメタル・パニック! 音程は哀しく、射程は遠く
 
作:賀東招二

 安心できない〜は、じじいが大暴れしてた記憶しかありません。

 音程は〜は、表題の短編に流れるせつなさが胸に残りましたが、最後の短編で女性キャラ

「これ以上、口論するなら、今すぐコクピットから引きずり出して、わたしのクソをてめーらの口に詰め込んで縫いつけてやる! わかったか!?」

 とブチキレた途端、どうでもよくなりました。
 実に素晴らしいセリフだと感動しました。本当です。


○アサッテの人
 
作:諏訪哲史


ポンパッ!

 な小説。お奨めです。


◎総括

 今月に読んだ書籍は12冊。
 これで今年読んだ本は、83冊になりました。

 ちなみにお奨めは『アサッテの人』ですね。だって、ポンパなんだよ? ポンパとしか表現のしようがない。
 しかも芥川賞&群像新人文学賞をW受賞してる恐ろしい小説。
 タイトルは、思考や行動がアサッテの方角へ突っ走ってる人というような意味。

 『アサッテ』は私の中で今世紀最大の流行語です

 それではでは。
 次回もよろしくお願いします、籐太でした。






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