2007年06月


2007/06/04

 更新が滞りがちで申し訳ない、籐太です。




 サノバビッチ! という英語があります。
 「淫売の息子」という意味で、いかにも英語圏の民族らしい表現ではありますが、いまいち日本人の感覚では理解しがたい悪口ではないでしょうか?

 ですから、我ら畏き大和民族の美観に沿うよう、もっと文学的な意訳をするべきだと思うんです。

 そう! 私は気づいた。
 戸田奈津子もこれからはサノバビッチ!を次のように訳すべきです。





「おまえの母ちゃんデベソ!」


 待ってください!
 ブラウザの戻るボタンを押そうとするのは、直ちにやめてください!

 考えてみてくださいよ?

 なんでこいつは俺の母親がデベソだと知ってやがるんだ?と疑問を投げかけるところから、この言葉は始まるんです!

 すなわち、おまえのおかんの裸を見たことがあるということなんですよ?

 もしくは、わざわざ見なくても街中がそれを知ってるという暗喩なんです。


 すなわち、サノバビッチ!
 おまえの母ちゃんが淫乱だから、みんなデベソを知ってると言いたいわけですよ。

 なんと奥深い!
 なんと文学的!

 日本人独特の奥ゆかしさが「おまえの母ちゃんデベソ」には含まれていたのです!

 ビッチ=デベソだったのです!

 これに気づいたとき、私は感動のあまり涙が止まりませんでした。










 以上が今日、ヤンマガの表紙になっていたビキニ姿とそのヘソを凝視しながら考えたことのほぼすべてです。籐太でした。


2007/06/21

 『ちんもく』と入力しようとして、指が勝手に
 『ちんこく』とタッチしていた衝撃、籐太です。


 ここのところ、仕事上のちょっとしたトラブルが重なって、またも更新が開いてしまいました、申し訳ない。
 以下、徒然なるままに。


 ついに私のバイクがご臨終あそばされました。

 バイク王に売るか
 ディーラーに引き取ってもらうか
 修理工場でバラバラ死体にして、部品ごとに売るか

 どのような葬式がふさわしいか、検討中です。
 次は新車を買いたいと思います。


 それから、ようやくスッチーに玉砕したダメージから復帰したようです。
 そろそろ新しい『恋』を始めるべき、時が来たのかもしれません。

 相談した友人から、相手が腹黒くてもDQNでも、とにかく突っ込め! すべては突っ込んでから考えろ、と実にありがたいアドヴァイスをいただきました。

 OK!
 とりあえず、初デートはホテルへ行くことにします。

 そんな野性味溢れる女性は、スパムメールの中にしかいないと思うけどな! 籐太でした。


2007/06/30

 『半落ち』と『半勃ち』は似ている、籐太です。

 こないだ、取引相手とデータのやり取りをしていて

「至急お送りください」が
子宮お送りください」

 と誤変換されたときは、柄にもなく焦りました。
 あれは間違いなので、頼むから送らないでください

 Hシーンを書きまくった後で、ビジネスメールを送ると大変ですね。


 さて、5月と6月のまとめです。
 ネタバレ注意で。



▼書籍

○チーム・バチスタの栄光
 
作:海堂尊

 けっこう長い。
 医療ミステリ。『このミス』大賞作品。
 探偵役の男が、これでもかというくらい嫌なヤツです。なのに、おもしろい。
 どんどん物語に引き込まれます。
 ミステリとしてのオチはともかく、物語としてのオチがちょっと安っぽいかも。


○空飛ぶタイヤ
 
作:池井戸潤

 パチスタより長い。
 三菱のタイヤリコール問題を題材にした、直木賞候補作。
 次から次へ問題が発生し、ピンチにつぐピンチ。それを乗り越えていく様は読み応えがあります。

 大企業=悪の組織
 中小企業=正義のレジスタンス
 と置き換えれば、ゲームにできそうな内容。

 ラストのほう、悪役に回った人間がことごとく罰を受けていく展開は勧善懲悪にしても、少しやりすぎな気がします。


○終戦のローレライT〜W
 
作:福井晴敏

 タイヤより長いです。
 全4巻。全部で1900ページくらいあります。

 第二次大戦末期を舞台にした潜水艦もの。
 しっかり作られてるせいで、SF要素が逆に浮いてる気がします。でもおもしろい。
 熱い物語が好きな人なら、文句なく楽しめるはず。お奨め


○アルキメデスは手を汚さない
 
作:小峰元

 昔の江戸川乱歩賞、受賞作。
 三人称の使い方が、やや現代的ではないものの、テンポがよく読みやすいです。
 大人も法律も罰しない、本当のアルキメデスに贖罪をつきつけて終わるラストがクールで好き。


○詩的私的ジャック
 作:森博嗣

 ミステリとしては、シンプルでトリックも簡単にわかるでしょう。それゆえ物語の構成が、基本に忠実。
 ミステリ系のシリーズものとしては珍しく、キャラクターの成長を丁寧に描いてるのが、個人的に好感度高いです。


○お姉さんが診てアゲル
 
作:神楽陽子

 エロ小説です。
 ナースものなのに、全員レオタード着用。
 たとえ風呂に入るときでも絶対ナース服を脱がないのは、看護士としてのプロ意識なんでしょうか?


○おしかけサキュバス
 
作:鎌田人間

 エロ小説です。
 迂闊にも感動しそうになりました。
 でもヒロインが二人いるのに一人としかHしてないのに気づき、激怒


○絶対無敵お嬢様
 
作:青橋由高

 エロ小説です。
 お嬢様はいい。心が洗われる。
 でも中身は、足フェチ用小説。


○にゃんコン!ネコ耳ナース? キツネ巫女?
 
作:石川千里

 エロ小説です。
 ファミレスに持参して、ファミレスで読んだ。
 タイトルの割りには、普通でした。


○あねもね! お姉ちゃんパラダイス
 
作:真慈真雄

 エロ小説読みすぎなのに、今気づきました。
 挿絵を担当された紫カジマ先生への嫌がらせで購入。
 これからも、がんばってください。
 内容は、姉や母との乱交プレイ。


○フルメタル・パニック!どうにもならない五里霧中?
○フルメタル・パニック!あてにならない六法全書?
 
作:賀東招二

 普通のライトノベルを読んだのはひさしぶりなので、楽しかったです。
 生物兵器が漏洩する話は、アニメ同様、笑い転げました。


○テロリストのパラソル
 
作:藤原伊織

 江戸川乱歩賞&直木賞をW受賞した名作。
 滋賀県では、未だに藤原伊織先生の追悼フェアが開催されていたので購入。
 次から次へと判明していく事実。どんどん大きくなっていく事件。そのくせ、ラストはせつない。
 ハードボイルド系主人公というのも、私には新鮮でよかったですね。
 お奨め。どこにも文句のつけようがない作品。


◎総括

 この二ヶ月に読んだ書籍は16冊。
 これで今年読んだ本は、60冊になりました。

 ちなみにお奨めは『テロリストのパラソル』ですね。
 テンポがよく、会話も軽快。派手なようで、しっとりしたラストが印象的でした。
 長編を読む気合いがあるなら『終戦のローレライ』もお奨めですが、本当に長いので気をつけましょう。

 読書ペースがガタガタになってると思ってましたが、意外と月平均10冊くらいは読んでたんですね、籐太でした。






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