2006年11月


2006/11/04

 『シグルイ』7巻の裏表紙にいる牛股が、ありとあらゆる意味で恐ろしいです。

 楽しいのか、それは? 籐太です。



 まあ、ようやくと言った感じですが……

『流聖天使プリマヴェール外伝
 第2話 その名はオルタナ』



 を公開いたしました。といっても、まだ一部だけ

 これからだいたい11回くらいに分けて、少しずつ公開していくつもりなので気長におつき合いください。

 こちらも可能な限り、定期的な更新を目指すつもりです。
 目安としては、月曜日と金曜日の夜に更新される……はずです。はい、たぶん。


 ちなみに本家プリマヴェールはZweiが出るらしく、つい先日までシチュエーション&戦闘員名を募集していました。

 黙っていましたが、実は私も応募してたりするので、それもまあそのうち、可能ならネタにしたいと思います。



 それでは今日はもう眠くなってきたので寝ます、籐太でした。


2006/11/08

 いきなり月金更新の公約を破ってしまいました、籐太です。


 真面目な話。このたび、祖母が大往生されまして、通夜の後、不肖ながら私が不寝番を仰せつかったからです。

 それで今日、ようやく帰ってきたところだったりします。

 まあ、充分に天寿を全うされましたので、終始和やかな葬儀と相成りました。


 とはいえ、私の親戚が一堂に会するわけですから、トラブルが起こらないなどあり得ない状況。


 叔母などは葬儀開始直前、5秒前まで持っていたはずの「念珠がない」と慌てて、あちこち探し始めてしまい、私はおっちょこちょいの血は争えないなあ、と思っていたわけです。


 ところがですよ、そこで私は重大なことに気づきました














俺の念珠もない


 どうやら、お棺の中に花を入れたとき、一緒に念珠も入れてしまったようです
 しかもその上から、他の人も献花したため、どこにあるのかわからない状況。

 まあ、祖母と一緒に火葬してもらえるならそれもいいか、と失敗を誤魔化しておきました

 ちなみに父からの借り物だったため、弁償して私の財布から5300円も天寿を全うされたようです


 そんなこんなで、いろいろとありましたが祖母の冥福を祈りたいと思います。



 では『流聖天使プリマヴェール外伝・第二話』のほうもちょこっと更新しておきましたので、どうぞ……籐太でした。 


2006/11/11

 鼻毛を切った翌日はいつも、鼻クソの中に鼻毛がびっしり、籐太です。


 観光地だからかどうかはわかりませんが、京都には奇怪なソフトクリームが無数に存在するわけですよ。

 たとえば八つ橋ソフト
 味はもちろん、ニッキ。私は嵐山で食しましたが、あの『おたべ』で売られてるという目撃情報もあるようです。

 他にも抹茶は当然として、豆腐、黒ごま、きなこなど、ソフトクリームなのに妙に粉っぽいものまであり、美食家の舌を唸らせています。


 嵐山では上記5種の味をすべてミックスしたスペシャルソフトも売られていますが食べながら、うわ今、明らかに八つ橋ゾーンという瞬間があり、鬱になります。

 さらに時間が経つと溶けてきて、完全に混じってしまうので余計鬱になることも……

 もし、食べる機会がありましたらお早めに完食することをお奨めします。


 まあ、そんなこんなで最近は新発売のわさびソフトまで現れ、京都のソフトクリーム事情はますます混迷を極めています。

 ちなみに味のほうも、もちろんわさび
 口の中で甘いバニラが溶けていくと同時に、舌の上をピリピリした刺激が襲うという、神をも恐れぬコンビネーションにめろめろです。

 おそらく、なんの捻りもなくソフトクリームの中に業務用粉わさびを練り込んだだけなんでしょう。

 まあ、よりひらたく言うなればワサビーフを食べながらソフトクリームを食べたみたいな味ですね、お奨めです





 そうそう『流聖天使プリマヴェール外伝・第二話』の第三項を追加しておきました。

 それから預かっておきながら、今まで公開していなかった時雨先生のイラストも人物紹介のほうに追加しておきました。
 ちなみに追加された人物画は、ビルギット、スライム男、覇未沈社長のリストラ3人セットです。

 ではまた月曜日の夜に……籐太でした。 


2006/11/14

 母親とテレビを観てるときに、『デッド・オア・アライブ エクストリーム2』のCMが流れると気まずい、籐太です。


 もうね、公共の電波で乳揺らし過ぎ

 バレーをするゲームなのか、乳を揺らすゲームなのかはっきりしてくださいよ!
 それかバレー日本代表に謝るべきです。

 このゲームのディレクターが、女子社員にセクハラで告訴されたというニュースさえ、ただの宣伝に思えて仕方ありません


 そんなこんなで、例によって『流聖天使プリマヴェール外伝・第二話』の第四項も追加しておきましたので、どうぞ。


 今回はこれだけ……籐太でした。 


2006/11/18

 ハイパー眠い、籐太です。

 ラオウという方からメールが届きました。

 件名は「私の妻とSEXしていただけませんか?」です。
 秘孔とかつかれて「あべし!」って感じになると嫌なので、未だにメールを開くことができません。


 とりあえず『流聖天使プリマヴェール外伝・第二話』の第五項も追加しておきましたので、どうぞ。


 だんだん更新がいい加減になってきた気がしますが、気にしない方向でお願いします、籐太でした。 


2006/11/21

 またしてもラオウさんからメールが届きました。

 件名は「爆乳でもいいですか?」だ。
 ラオウはいい加減にしてください、弟のトキさんが泣いています
 ……籐太です。


 先日、『疲れてるんですか?』というような内容のメールをいただきました。
 最近、私の日記が短いことを、とても心配されているようでした。

 それはただ単に、最近、家とファミレスを往復するだけの毎日を送っている私は店員にドリンクバーを注文するとき以外、誰とも会話していないために、ネタがないというだけなので、ご心配なく







 それでは『流聖天使プリマヴェール外伝・第二話』の第六項も追加しておきましたので、どうぞ。籐太でした。 


2006/11/25

 たまには私もテレビくらい観ます、籐太です。


 北村一輝という役者さんがいます。

 最近、私が視聴しているドラマ『嫌われ松子の一生』ソープの店長として大活躍されています。

 常時浮かべているいやらしい不敵な笑みと、チョイ悪ホスト的な雰囲気がかっこいいです。

 ドラマの中では最近――

 ソープの店長→漁師へと華麗にジョブチェンジ。
 ますます男に磨きをかけています。

 また漁師になっても、普段着はホスト。それで漁に出る気か? 的なところがたまりません。


 また別のドラマ『14才の母』にもご出演。
 同時期に放映されているドラマに同じ役者さんが出るというのは珍しいんですが、こちらでは週刊誌の編集長役です。

 14才〜は、どいつもこいつも綺麗事を並べていてムカつく内容なんですが、唯一、主人公の彼氏を地獄の底へ叩き落とそうと奮闘する北村さんには好感が持てますね。

 ただのヤリ逃げ男のくせに純情ぶってる主人公の彼氏を、もっと痛い目にあわせてやってください。




 それでは『流聖天使プリマヴェール外伝・第二話』の第七項も追加しておきましたので、どうぞ。籐太でした。 


2006/11/28

 Jリーグの首位争いは、最終節のガンバ大阪と浦和レッズの直接対決にまでもつれ込みました。

 関西人としてはもちろんガンバを応援してるのですが、我が母上殿はガンバの選手を宮本しか知らないため、たとえマグノアウベスがボールを持っていても「宮本さん、ガンバレ!」と応援しています、籐太です。

 ちなみに私は家長が好きです。


 さて、今月のまとめをしようと思うのですが、先に断っておきますとプリヴェ外伝2話の連載を今回だけお休みすることにしました
 一応、そっちもできてはいるんですが日記と合わせると、読むと疲れそうなくらい長くなったので、公開を延ばすことにしました。

 お話的にもちょうど折り返し地点。
 後はクライマックスへ向けて駆け抜けていくだけなので、タイミング的にもいいのかなと思ってます。


 それでは、11月のまとめ。
 ネタバレ注意です。


▼書籍


○標的は11人 −モサド暗殺チームの記録−
 作:ジョージ・ジョナス
 訳:新庄哲夫

 ノンフィクション。
 イスラエルの工作員が、イスラム系テロリストの暗殺を次々と成功させていくものの、次第に追いつめられていくお話。

 成功、失敗、裏切り、死がリアルに描かれていますが、実話系なので派手さはないです。
 あと訳本系は、読むとやっぱり眠くなります。


○人と土地と歴史をたずねる 和菓子
 
作:中島久枝
○プロのためのわかりやすい和菓子
 作:仲實
○和菓子 伝統と革新の菓子づくり

 趣味で、軽く調べてみようと読んでみました。
 この手の資料系の本は、ものによって全然違うことを書いていたりするので、量を読まないとわからないことが多いのです。


○京都 旬のおばんざい
 
作:川那辺行繁

 おばんざいとは、京都弁で「お総菜」のこと。
 私も「美味しんぼ」に出演できるくらいの料理の達人になりたくて買ってみました。
 ……もちろん、ウソです。たぶん自分で作ることはないですね。


○マリア様がみてる 妹オーディション
○マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ
 
作:今野緒雪

 妹オーディションに出てきた新キャラが個人的にツボです。
 この手の長いシリーズは好きなキャラがいるかどうかで、続きを読むかどうかが決まる気がします。

 あと薔薇のミルフィーユは、志摩子さんがようやく“白薔薇ファミリーに存在感が無い”ことに気づいた画期的な巻。
 だからって突然、ヤクザに誘拐される志摩子さんはどうかと思います

 しかも輪姦シーンがなく、鬱になりました。


○フルメタルパニック! 自慢にならない三冠王?
 
作:賀東招二

 こちらは相変わらずです。
 ただ、盗難防止に毒ガス散布は、商品(学食のパン)にも毒が付着するのでは?

 いい加減、ヒロインも慣れて「ああ、これからガスは禁止ね」と適当に流すところも好きです。


○ZOO1
○ZOO2
 作:乙一

 1と2で別段、繋がりがあるわけではなく、どっちも短編集です。1はおもしろいんですが、2はいまいち。
 中でも「SEVEN ROOM」が好きで、お奨めです。ホラー系や精神的ダメージを受ける話が多いんですが、これは感動します。


○ルール
 
作:古処誠二

 第二次大戦時、フィリピンはルソン島を舞台にした話。
 以前に仲間を全員戦死させてしまった日本軍中尉が主人公。弾丸無し、食料無し。
 戦っているはずの米軍との交戦もほとんどないまま、現地民の攻撃や飢えで死んでいく日本兵。

 極限の状況下で人間としての『ルール』を問う。

 まあ、エンターテイメントではないので、決して楽しい話ではないんですが、私はかなり好きですね。お奨め


○石の目
 作:乙一

 短編集。表題になっている「石の目」は個人的にはいまいち。それより「はじめ」と「BLUE」は、かなりよくて感動しました。お奨めです


○小生物語
 
作:乙一

 乙一先生のエッセイ。
 ネット上で書いていた日記を出版した物らしいんですが、はっきり言ってこのサイトの100倍おもしろいです。


○港町食堂
 
作:奥田秀朗

 奥田先生の紀行文。
 日本全国あちこちへ船旅をするんですが、まあいまいちでしたね。文章からも旅先でだらだらしているだけというのが伝わってきて、サプライズに欠けてます。
 この方の小説はかなり好きなので、期待してたのですが……


○ララピポ
 
作:奥田秀朗

 タイトルは「Lot a people」を早口で言うと、ララピポに聞こえるため、らしいです。
 負け組と言われる人達が繰り広げるSEXを中心とした悲喜劇。6編にそれぞれ6人の主人公が出てくるのですが、それぞれに微妙に関わりがあり、視点が変わっていくんですが、そこがおもしろい。

 たとえば、1話の主人公はヒッキーの博くん。博くんの住むアパートの上には、毎日違う女を連れてくるモテモテホストが住んでおり、その彼が2話では主人公。
 そのとき、実はホストがもてていたのではなく、単なるアッシーくんだと発覚。悲惨です

 エンターテイメント性も高く、笑えて、楽しめるので、誰にでもお奨めできます。


○美人画報 ワンダー
 
作:安野モヨコ

 女性のメイクやら、ファッションへのこだわりやらを垣間見れる一冊。
 作者が漫画家なのでイラストも多く、わかりやすいです。



▼マンガ

○シグルイ 7
 
作:南條範夫
 
作:山口貴由

 原作を読んでいる私には、三重様の笑顔が怖くてたまりません。あと、何度見ても裏表紙が壮絶の一言。


○デトロイト・メタル・シティ 1〜2
 
作:若杉公徳

 デスメタルを扱った、ギャグマンガ。
 主人公は「メタルモンスター」とも呼ばれるクラウザー2世。1世はどこへ行ったんだ? と問わずにはいられない名前ですが、その正体は単なる気弱な童貞男。

 でもデスメタル風のメイクを施すと、人格が豹変1秒間に10回「レイプ」と発言したり、歯でギターを弾くなど超人技を披露していました。


▼映画

○父親達の星条旗

 んー、善し悪しはともかく、とにかく眠い映画です。
 途中で二度ほど眠りそうになってしまいました。
 内容は第二次大戦の硫黄島における日米の攻防を描いた作品なんですが、アメリカが感じるイラク戦争における虚しさが滲みだしていて、終始暗い雰囲気のまま終わっています。


○SAW3

 1と2はかなり好きなんですが、3はなんだか残虐性ばかりが強調されていて、うーんという感じ。
 私がこのシリーズに求めているのは、そういう見た目の派手さではなく、命を賭けた知的なゲームという部分なので、正直がっかりです。
 ラストも、単なるとばっちり感が拭えず、後味が悪いですね。
 1と2も救いのないラストなんですが、あれは自業自得という面があったのでまだ……




◎総括

 11月読んだ書籍は16冊。
 今年読んだ書籍は、これで137冊です。

 ちなみに今月のお奨めは……個人的には古処先生の「ルール」ですが、これは人を選ぶ内容でしょう。
 乙一先生の「石の目」「ZOO1」もいいんですが、人によってはZOOは不快だろうし、石の目の短編もかわいそうな話が多いです。

 そういう意味では、奥田先生の「ララピポ」が一番、お奨めですかね?

 最後の6編目を見たとき、なんだかすべてを許せるような、やさしい気持ちになれます

 それでは、今年も残り1ヶ月。
 眉間にタテじわをよろしくお願いします、籐太でした。






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