2006/02/04 |
銭湯に行こうと思って、洗面道具を出して、いざ、出発。
アパートを出たところで、なぜか手に食パンを一斤掴んでいることに気づく。
いくら急いでたからって、私は痴呆ですか?
籐太です。
突然なんですけど、常識的感覚っていうのはシナリオ書きにとって重要な能力だと思うんですよ。
まあ、常識なんて、時代や国で違う物ですけど、書き手と読み手の間に共通の理解がなくては物語は成立しません。
たとえば、極端な話。日本で売られている本やゲームシナリオは、ほとんどの場合、日本語で書かれていますよね?
いきなりヒンドゥー語とかで書かれていても、理解できるのはインド人だけです。
あまりにも当たり前ですが、日本語で書かれているのは常識。書き手と読み手の間にある、共通の理解です。
同じように、外国の習慣とかが当然の常識として描かれていたら、日本人は戸惑うはずです。
自分で考えた異世界の習慣とかが普通に書かれていれば、もっと戸惑わせてしまうことでしょう。
ですが……
物語の中では、得てして常識では起こりえないことが起こる物です。主人公が異世界へ飛ばされることさえ、日常茶飯事。
そんな非常識を読み手に納得させるためには、説得力のある説明が必要です。
たとえば、このキャラクターはなんで強いのか?
その理由を考える。
このキャラが使う、あの技はなんで無敵なのか?
その理由を考える。
……ミステリーなら、この密室がいかに難解であるか? とかになりますね。
こういうのはウソと同じなので、事実を織り交ぜれば説得力が増すはずです。
そうやって、説得力のある理由を複数重ねていけば、その物語にだけ通用する常識を読み手と共有できるようになるのです。
もっとも書き手にとっては、しょせん作り出した常識に過ぎません。
だから最後に、その常識を打ち破って逆転を演出し、物語を盛り上げるわけですよ。
そう、常識を打ち破るからこそ、驚きがあり、感動があるわけです。
こういう考え方は、物語を作る以外のときにも意外と役立ちます。
たとえば、そうですね……
ニュージーランドから帰還した弟(=乞食)が「最近、剣道を始めた」と言い出したときです。
なら「俺が腕を見てやろう」と私も15年ぶりくらいに竹刀を取りましたよ。
実は私も小学生のとき、剣道をやっていました。
もっとも、防具を装備するのがやたら面倒だったり、やたら臭かったりしたため、即行辞めましたけど……
そして対峙する兄弟。
弟が正眼にかまえたのに対して、私はやや下段にかまえます。
そして、始めの合図と共に深く踏み込んだ私はすかさず……
「膝! 膝! 膝ぁあッ!」
と、三連打。
そして、剣道という常識にとらわれた弟は為す術もなく、崩れ落ちたわけです。
まったく……この兄に勝てるとでも思ったか、って感じですよ。
このように、常識を打ち破れば実力で上回る相手にも勝利できるのです。
……まあ、この後「そんな技はない!」とぶち切れた弟によって、ボコボコにされたわけですけどね。
それでは……
卑怯なのではなく、私は知恵と勇気で戦ったんだと思う、籐太でした。 |
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2006/02/08 |
またも東京に雪が降りました、籐太です。
先日のことです。
突然、友人からメールが届きましたよ。
『title:高待遇\(^0^)/お仕事紹介
仕事内容:大型家具の搬出入、及び引っ越し付随業務
待遇:三食飯付き』
まあ、要は飯を奢るから、引っ越しを手伝え、ということでしょう。
ちなみにメールの主は以前、スッチー合コン編で私にスッチーを紹介してくれた心の友。
とはいえ、私のような運動不足な人間に肉体労働の依頼とは、人選ミスとしかいいようがありませんよ。
しかもその日は土曜日。
私は仕事です。
しかし、だがしかし……彼らは心の友だ。
その友が困っているというのに、助けないのは外道です! 人外です! 非人道的です!
私は許可をもらって、仕事を休みました。
ちなみに引っ越しするのは彼らが結婚したためです。
すなわち愛の巣です。
そこに土足で踏み込んでやりましたよ。
大型家具も進んで、ばんばん運んでやりましたよ。おかげで全身筋肉激痛でぱんぱんです、ははは。
そしてラーメンと鍋焼きうどんを奢ってもらって帰ってきました。
もう、これは何もかも私と彼らとの間にある友情が故。
仕事を休んだのも、一生懸命働いたのも、すべて……すべて、友情パワーの為せる技なんです!
決して……
そう決して、断じて!
メールの最後に……
『スッチーと
再会企画アリ』
と書かれていたから、がんばったわけではない!
本当です。
僕と彼らはトモダチです!
そんなトモダチな心の友に、ひとつ大事なお願いがあります。
あなたの嫁に言ってやってほしいのです。
スッチーに『眉間にタテじわ』の
存在を教えようとするのは
本当にやめて下さい
『俺とスッチー』を本人に見られた日には、もう悶絶どころか、3秒以内に自殺します。
ああ、それから玄関近くの壁に家具をぶつけてえぐったのはわざとじゃないので許して下さい、籐太でした。 |
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2006/02/13 |
ヴァレンタインは、チョコレートが安売りされる前日のことだと思う、籐太です。
まったく2月と言えば、チョコレートよりも節分ですよ。
日本人なら年の数だけ豆を食え、と言いたいところですが、私も来年はスッチーからチョコレートをもらう予定なので大きいことは言わないでおきます。
(ちなみに今年のことは聞かない約束だ)
さて、ここのところ、掲示板にアダルトサイトの広告が大量に貼られて正直、困ってるわけですよ。
1日に3件も4件も書き込まれる日もあったりして、本当にうざいです。
でも、1週間くらい全然、書き込まれなくなる日もあったりするんですよね。
いったいどうしてか?
その理由に最近、ようやく気づいた。
私が……
エロ動画を大量ダウン
した日は、
広告書き込みが超増える。
なんてこった!?
つまり、これは……掲示板に広告荒らしが大量出現してるのを閲覧者の皆様に見られるたびに『籐太の奴、またエロ動画でもダウンしてんのかよ、プゲラ』とか思われるってことじゃないですか!
……くそッ!
私はただ、エロ動画が見たかっただけなのに……悪いのか!?
ここで私の前に現れた、選択肢は2つ。
・掲示板の宣伝書き込みを減らすために、エロ動画のダウンをやめる
・掲示板を荒らされてでも、エロ動画をダウンしまくる
ぶっちゃけ、究極の選択です。
……でもまあ、よく考えたらエロ動画なんか見れなくても、私にはエロゲーがあるので別にいいかと思う、籐太でした。 |
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2006/02/17 |
まったくざけんじゃありませんよ、籐太です。
この間ですね、一般人の友人と飲んでいたときです。
それでなぜかメイド喫茶の話になったんですよ、メイド喫茶。
奴は言いました。
「メイド喫茶ってメイドが踊ってるんやろ?」
ザッツ、勘違い!
最近のアキバ系ブームとやらの影響か、一般人に間違ったオタク知識が蔓延してるようです。
これは捨て置けません!
だからこの場を借りて、はっきり申しておく。
あのなあ、お前ら……
この世界には……
コスプレ店員がアニソンを歌う
古本屋だってある!
なにもメイド喫茶だけが特別じゃないんです!
まったく、オタ舐めんなって感じですよ。
あそこの本屋が、いったい何年前からコスプレした店員にアニソンを熱唱させてる思ってんだ!?
店内には特設ステージが建設され、来る日も来る日も交代しながら店員がひたすらアニソンを歌い続ける。
いわば、店内はアニソン縛りのカラオケ状態。
でもここは本屋なんです! ビッグエコーではないんです!
もうね、とにかく店員の美声に酔いしれろって感じですよ。
しかし、いくらメインの商品がマンガと同人誌だからって、ぶっちゃけアニソン歌う必要性があるとは思えません。
それに比べメイド喫茶でメイドが踊るくらい別に普通です。
ほんと、それくらいでいちいち騒がないでいただきたい。
まあ、すべての店舗でやってるわけじゃないですが、大阪梅田で初めてこの店を体験したとき、私も来るところまで来た、と思ったものです。
今では違和感さえ覚えませんけど……
まあ、別にいいんですけどね。
だって私は、メイドもコスプレもアニソンも大好きだから、籐太でした。 |
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2006/02/20 |
コンビニでジュースを買いました、籐太です。
105円のパックジュース(500ml)なんですけど、その名も『ポン♪ラテ』。
名は体を表すと言います通り、パックには『ポンジュースで作りました』と書かれてるじゃないですか。
つまり、これは牛乳とポンジュースの混合液ということですよ。
もうね、危険な香りがぷんぷんしますよ!
ていうか、牛乳に柑橘を垂らすと普通、化学反応が起こって固まるんですよね。
この時点で、みかんと牛乳の相性が最悪だということがわかってもらえると思う。
でもフルーチェとか、レモン果汁入りのレアチーズケーキとかもあるので、意外と飲めるかもしれません。
というわけで、とりあえず一口、ぐいっといってみましたよ。
その感想を一言で言うならば……
酸っぱい牛乳。
いや、別にまずいってわけでも、腐ってるってわけでもないですよ?
ただ、こないだ弁当を作ったとき、それを昼ではなく夜に食べたら、なんかご飯の味がちょうどこれくらい酸っぱかった、ってくらい日常的な味です。
つまり普通です。普通に飲めます。
別においしいってわけじゃないですけど、まずくはないです。本当です。
そうそう話は変わりますが、日曜日はワンフェスに初参加してみました。その辺りの話は、また次回にでも、籐太でした。 |
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2006/02/25 |
テキストサイトの肝は速報性にあるそうです。
なるほど……なら、今さら『Fate -stay night-』をプレイしている私は問題外ではないだろうか? 籐太です。
先週日曜日、冬のワンダーフェスティバルに参加してきましたよ。
ちなみにワンフェスとは、プロ・アマ問わず自作のフィギュアを販売するイベント(だと思う)です。
まあ、ぶっちゃけ誘われただけで別に買い物をしに行ったわけではありません。
目的はエロフィギュアの鑑賞だ。
後は、最近プレイ中のfateのフィギュアを中心に鑑賞。正直言うとちょっと欲しいのとかもあったんですが財布の事情でザ・我慢。
他にもレゴだけで作った変形ロボとかも、よくできてて驚きました。
そうそう、忘れたくても忘れられない、あの人。
フィギュア風のお面を装着し美少女キャラのコスプレをしてた身長190以上の巨漢は何者だったんでしょう?
ワンダーフェスティバルに関しては、佳由樹氏のサイト『HI-TECH CARROT』のほうがはるかに詳しいので、興味のある方はそちらを参照下さい。
さて、話は変わりますが――
先日、2月23日(木)。
正直、すっかり忘れていたのですが、プレイステーション2専用ソフト……
『ジュエルスオーシャン -Star of Sirra Leone-』
が発売されました!
籐太は、追加シナリオ監修のお手伝いみたいなことをさせていただきました。
まあ、開発当時、すでに以前いた会社は辞めてしまっていたので、他の部分がどうなってるのかは不明ですが、特典のフィギュアの出来は悪くないようですよ?
ちなみに小説版も海外進出!
台湾版『ジュエルスオーシャン』では、もちろんすべてのキャラ名が漢字に。
最弱モンスターであるモデケも『魔帝毛』とまるでラスボスのような名前にパワーアップしていました。
それではでは、次回はまた月末のまとめをやる予定の、籐太でした。 |
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2006/02/28 |
おばあちゃんが言ってた。
日記をつけるのはいいことだ、大切な思い出を何度でも振り返ることができるから……
なるほど。
大切な思い出――つまり、エロゲーにはエロシーン回想モードが必須、ということですね、籐太です。
こんばんは。
おばあちゃんは偉大だということをひたすらに訴え続けるヒーロー番組『仮面ライダー・カブト』っぽくネタを振ってみましたよ。
むかつくけど憎めない、そんな天道くんが大好きです。
さて、それでは今月触れた作品のまとめです。
ネタバレ注意。
▼書籍
○朗読者
作:ブルンハルト・シュインク
ナチスドイツの強制収容所における、加害者と被害者という重いテーマを扱った、ドイツ文学。
最初、おばさんと少年がセックスしまくる話かと思いましたが、後半は感動です。
○マリア様が見てる パラソルをさして
○マリア様が見てる 子羊たちの休暇
作:今野緒雪
前作、レイニーブルーでの、とんでもないエンディングのせいで続きが気になって仕方なかったため、一気に購入読破しました。
苦難を乗り越えた主人公が成長したため、以前よりもおもしろくなってきました。
○ヒトクイマジカル
作:西尾維新
最近、『このライトノベルがすごい』か何かで1位に輝いた西尾維新先生。
その代名詞とも言える戯言シリーズ第五弾。
徐々にパワーダウンしてるのが気になりますが、平均点は上回っているのでは?
ちなみに西尾先生は私の一つ年下。たぶん、私が中退した大学の後輩です。
西尾先生が活躍すればするほど、籐太は、ちゃんと大学に通ってれば知り合いになれたかも、とミーハーであんにゅいな気分になります。
○模倣犯(一)
作:宮部みゆき
おもしろいという噂を聞き、購入。
5巻まで続くだけあって、恐ろしく中途半端なところで終わってました……。
○笑わない数学者
作:森博嗣
理系ミステリ。
ぶっちゃけ、トリックは簡単にわかってしまいます。それよりも主人公がどういう思考経路で結論に達するのか、がむしろ独特で意外。
森先生は物語の構成がわかりやすく、勉強になります。
○G.I.B 聖なる死神の伝説
作:沢井鯨
超強い主人公が超活躍する小説。
説明はそれだけで充分だ。
そのうち、ネタにする予定なので詳細は割愛。
○ぼくと魔女式アポカリプス
作:水瀬葉月
完膚無きまでに絵買い。
めがねッ子が、血だまりの中で包丁を握りしめながら悩ましげなポーズをとっている、3段ぶち抜きのビッグサイズイラストを眺めながら、思わずにやにや笑ってしまいました。
満足です、後悔はない。
○お留守バンシー
作:小河正岳
こっちもネタにする予定なので割愛。
今年度、電撃小説大賞、大賞受賞作品。
○ガンパレード・マーチ 5121小隊の日常
○ガンパレード・マーチ 5121小隊 決戦前夜
○ガンパレード・マーチ 5121小隊 熊本城決戦
作:榊涼介
特に理由はないんですが、今さらガンパレです。
大量に借りてきたので、残り7巻ほどを一気に読破予定。っていうか、まだ最初の3巻だというのに悲壮感バリバリです。
あとキャラが多すぎて、誰が誰だったかすぐ忘れてしまいます。
どうでもいいですけど、タイガーの正体には愕然。
キャラでは、原さんと結婚したいって感じです。
▼マンガ
○ドージンワーク 1
作:ヒロユキ
ギャグ4コマ。
このマンガはジャスティスでできている、と思う。
ちなみにジャスティスというのは名前です。主人公の幼なじみ(男)のこと。
○リーンの翼 1
作:富野由悠季
画:大森倖三
大森先生は、富野節をよく理解されている。
おもしろかったです。
ただ、どっちが敵で味方なのか、わかりにくいところが難ですが……
▼アニメDVD
○ガンパレード・マーチ 全巻
ガンパレ、アニメ版を鑑賞。
茜くんが哀れ……
▼エロゲー
○Fate/stay night
TYPE-MOON
本当に、今さらなんですが1ヶ月半かけて、全エンディング、全タイガー道場をフルコンプしましたよ。
いろいろネタにしたい話はありますが、やりだすと確実に1ヶ月はかかるので割愛。
ちなみに私が好きなキャラは慎二くん。
最後までただの嫌なヤツというスタンスが痺れます。
女性キャラでは、ライダーがたまりませんよ!
慎二くんを守ってくれる、いい人。
サブキャラのくせにメインヒロインと正面からぶつかって戦おうとする危なっかしいところも好きです。
嫌いなキャラはギルガメッシュ様。
俺の慎二くんにあんな酷いことをして本当に許せません。
あれには温厚な私も、泣きながら謝るギルガメッシュを馬乗りになってぼこぼこにしたい衝動にかられましたよ。
本当は他にも言いたいことは山ほどあるんですが、ただおもしろかったとだけ言っておきます。
……しかし、これだけ語る要素が豊富なゲームは私の知る限り、fateの他にはちょっとありませんね。
▼ゲーム
○山百合連弾 Lilian Fourhand
作:フランスパン
マリア様が見てる、を題材にした同人ゲーム。
ジャンルは、アクションシューティング。イージーとノーマルはなんとかクリアしましたが、ハードモードは1面すらクリアできず断念……
どうでもいいですけど、このゲームのやりすぎで私が隠れマリ見てファンだということが某社内に知れ渡ってしまった……
◎総括
今月読破した書籍は12冊。
今年読んだ本は、これで21冊です。
まずまずのペースと言えるでしょうか?
ただ、今月読んだ本は、ほとんどライトノベルとミステリだけなので内容的にはなんとも言えませんけど……。
エロゲは、大きいのを1本クリアしたので来月は運が良ければ2本クリアできる、かも……。
ああ、そうそう一応、宣告しておきましょう。
私がスッチーと再会するのは4月8日(土)の予定です。
4月8日――俺はこの日のために生まれてきた、そんな1日になるに違いない、籐太でした。 |
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