2005/08/01 |
いよいよ『アヤカシ』の体験版が公開されました。
興味のある人は、どしどしダウンロードしてやってください、籐太です。
最近はだんだんと忙しくてなってきて、部屋でプライベートな時間を過ごすことが減ってきました。
今、攻略中のエロゲーも1日の平均プレイ時間は15分ほどではないでしょうか?
それでも粘り強くプレイを続けているのは、もちろんエロいシーンを見るためですよ。
ちなみに、少しずつ少しずつ進みながら、すでに1ヶ月半が経過。
なのに、このゲーム。なかなかエロシーンに辿り着けません。
それがですね、先日、やっと最初のエロイベントが発生。
1ヶ月半――長かった。
私は、感動にむせび泣きます。
眼前のディスプレイでは、クラーケンという巨大なタコの怪物が女の子に性行為を強要しています。
ちなみに、なぜ怪物とはいえ、たかがタコが、無脊椎動物の分際で霊長類たる人類をレイプする必要性があるのか?
そんなことを考えてしまう方にはエロゲーをプレイする権利はありません。
考えるな、感じろ! そういう物です。
もちろん、私はこのとき、1ヶ月半の鬱憤を晴らすがごとく、賢明にタコを応援していましたよ。
よしいけ、タコ! そこだ、やれ!
そして、追いつめられる女の子。歓喜にむせぶ、タコと俺。
よっしゃ、ここからだ! と、明かりの消えた部屋、1人で盛り上がっていたときでした。
突然、信じられないことが起こったのです。
「大丈夫か!? 今、助ける!」
なんと、女の子のピンチに、このゲームの主人公が駆けつけてきたのです。そして、あっさりとタコを退けてしまいます。
てめえ……
たかがエロゲー主人公の分際で
余計なことしてんじゃねえ!
ここは選択肢だろおが!
○女の子を助ける
○もっと見る
俺なら、脊髄反射で
○女の子を助ける
→○もっと見る
を選択しましたよ!
くっそー、主人公め……この偽善者に自分の名前をつけなくて本当によかった。
しかし、あきらめるのはまだ早かった。
なんと、主人公VSタコの戦闘が始まったのです。
ひょっとして、この戦いに負ければ続きが見られるのでは?
淡い期待に胸を膨らませながら、主人公を負かすためひたすら防御を選択。
しかし……主人公に比べ、タコの攻撃力はあまりに貧弱。
その上、カウンターのスキルを身につけている主人公は、タコに攻撃されると稀に信じられないような大ダメージを与えてきます。
このタコ、またしても大ピンチです。
ていうか、主人公は防御しかしていないのにタコは
虐殺されてしまいました。
だが、人生にリセットボタンはないがゲームにはある!
もちろんロードして、何度もタコと戦います。
くそッ、主人公の装備を外して丸裸にしてるというのに……なかなかタコは勝ってくれません。
ガンバレ、タコ!
そのときです! 私の祈りが天に届いたののか、ついに奇跡が起こりました。
タコが、にっくき主人公を倒したのです!
こんな弱っちいタコにぼこられて、危機に陥る主人公! 調子に乗るタコ! 今まで、さんざん俺のタコを素手でボコボコにしやがって
ざまあみろ!
そのときです!
どこからともなく炎の魔法が……
ぎゃああああああ!?
断末魔を上げて、たこ焼きにされるタコ。
「2人とも大丈夫!?」
今度は主人公の幼なじみが助けに現れたのです。
しかも問答無用に、一撃でタコを瞬殺。
……涙がでました。
エロゲーマーにとって、寸止めほどつらくて悲しいことはありません。
その夜、私は枕を涙で濡らしながら、床についたのです。
……くっそお、あのタコ使えねえ。
布団の中で何度もぼやきながら、しょせん無脊椎動物はダメだ、と悟った、籐太でした。 |
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2005/08/07 |
今日、銭湯で顔を剃っていたときのことです。
誤って眉毛まで剃ってしまいました、籐太です。
明日も仕事だっていうのに、どうすればいいんだ……
まあ、愛用しているサクセス育毛トニックを買ったとき、おまけで顔も洗えるシェービングクリームというのがついてたんですよ。
なにぃ、これは使わねばってわけで顔中シェービングクリームまみれにして洗顔。
ふと、鏡に映る泡まみれの顔を見て、せっかくだからヒゲだけじゃなくて顔の毛も剃っておこうと思いつきます。
このシェービングクリーム、意外にもなかなか優秀で滑るようにカミソリの刃が入っていきます。
おまけにしては、なかなかよく剃れるなあ、と感心していたときでした。
関東地方を地震が襲ったのは……
驚いて左右を見回します。
銭湯に入っていた私は、もし建物が倒壊しようものならフルチンで外に飛び出さねばなりません。
少なからず慌ててしまいましたが、地震はすぐに治まり、私の心配は杞憂に終わりました。
ホッと息をついて、正面の鏡を見ます。
眉毛がありません
いえ、正確には右の眉毛だけ明らかに短いという非常に中途半端な状態。
子供の頃、よく母上殿に中途半端はよくないと叱られたことを思い出した私は、5秒ほど悩んだ末、おもむろに左の眉毛にもカミソリの刃を当てます。
剃ります。
そして、もう一度、鏡を見ます。
これはヤバイ…
左右の眉毛の長さが見事に一致しているのは、我ながら器用だと褒め称えたくなります。
ついでに、シェービングクリームのおかげか、剃った後もお肌はもちもちとして爽やかなフィーリング。
ただし、眉毛はない
さっきも言いましたけど、私は明日も仕事です。
ついでに数日後にはインタビューを受ける予定になっています。
……えっと、この顔でインタビューとか受けに行くんでしょうか?
このままでは、インタビュアーに籐太は眉毛がない人、と認識されてしまいます。
違うんだ!
私は平安時代の貴族でもなければ、やたら気合いの入った時代遅れのヤンキーでもないんです。
……ホント、どうすればいいんだ?
自分で眉毛を描けばいいんでしょうか? マジックとかで。
いや待て、鏡を見ているとだんだんこれはこれでいいような気がしてきましたよ。
左右の長さも合ってるし、始めからこんなものだったと思えば、むしろ自然な感じさえしてきます。
たとえ現実逃避と言われようが、たとえ番台のおばちゃんと「どうしたの、それ?」「どうもしてません」という会話を交わしていたとしても、きっと大丈夫だよ。
最終的には、カミソリでさらに微調整したため、余計短くなってしまったものの、もはや完璧な出来映え。
よし! 明日はこれで出社する。
常にうつむき加減で話せば、マスター前でナイーブになっているんだと思われるだけで済むかもしれません。
だから大丈夫! 心配するなよ、と自分で自分を励ます、籐太でした。 |
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2005/08/13 |
眉毛はやっぱりダメだったよ、籐太です。
某月某日東京某所にて、子虫が大量発生。
原因は不明だ。不明なんだったら。
ともかく、とりあえず部屋中を虫が飛び回って鬱陶しいので、奴らには死んでもらうことにしました。
さっそく薬局で、殺虫剤と、天井から釣り下げるだけで次々と虫が死ぬという謎の物体を購入。
殺虫剤はともかく、釣り下げるだけで虫が死ぬというのは、あまりに異様。
当然のごとく、いったいどういう原理で虫が死ぬのか? という疑問が湧きます。
まさか、ハエ取り紙のように臭いで虫を引き寄せて殺すのでは?
だとすれば、かえって虫が増える恐れがあります。
ふと昔、虫嫌いの友人が誘蛾灯(青白い光を発し、バチバチ音を立てながら虫を焼き殺すアレです)を買って部屋に置いたところ、部屋中、虫だらけになったという話を思い出します。
「臭いで虫を引き寄せるタイプのものなら逆効果もいいところですよ」
そう言いながら、おもむろに謎の物体に鼻を近づける私。
瞬間――
「ウボゲボグボアッ!!!!」
鼻腔から入り込んできた強烈な臭いと殺虫成分。
それを大量に吸引してしまい、虫よりも先に私が一撃殺虫されてしまいました。
「臭い嗅ぐような物じゃないでしょ?」
と、周囲の人達からは失笑とともに明らかにアホを見るような目で見られています。
まあ、眉毛がない時点でアホか変態なんですけどね。
それでは、なにはともあれ虫が減ったことに満足している、籐太でした。 |
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2005/08/17 |
いよいよ、開発が追い込みに入って参りました。
更新は完全に滞ることでしょう、籐太です。
ほんとにねぇ、どうしたらいいんだって感じなんですけどね。
近所に小さな子を3匹ほど連れたお母さんが住んでるんですよ。そのお母さんが、私を見るたび物凄い形相で睨みつけながら、必死に子供達を逃がしたりとかするんですよ。
ほんと私が何をしたんだよって感じじゃないですか?
そりゃ、私はエロゲーとかいっぱい作ってますけど、そんなお前の子供とか手を出したりしませんよ。
だってほら……
相手はネコだし。
もうね、ほんとやめていただきたい。アパートの廊下にネコがうじゃうじゃいたりした挙げ句、そのうちの一匹が牙を剥き出しにしながら威嚇してくるわけですよ。
普通に邪魔です。通れないじゃないですか。
まったく、私が子ネコに危害を加えるような人間に見えるんでしょうか? 人類を代表するくらい善良な私に対して、失礼にもほどがありますよ。
つーか、そんなに人間が信用できないならアパートの廊下とかで子ネコを遊ばせないで欲しい。
なのに、このネコときたらサイヤ人が襲来してきたかのような警戒ぶり。
もしも相手がネコじゃなくて人間だったら、私がショックのあまり人類を滅ぼす決意をしてもおかしくないくらい、必死に我が子を逃がしてます。
もう……私は子供とか襲いませんよ! むしろ、愛に溢れてる。
その上、子ネコが逃げた後も、主を守るために死後も倒れなかったという弁慶のごとき仁王立ちですよ、こいつ。
とはいえ、このままではアパートの外に出られません。万一、このまま遅刻してしまった場合、その理由がネコに負けたからだなんて、とても言えませんよ。
仕方なく、私は強行突破を決意。
「どけ、コラァ!」
と奇声を発しながら、直進します。
もちろネコ相手にですけど……
ちなみにこのようなやりとりを、ここのところ毎日のように繰り返しています。
結果、最近では突然、夜中に空からネコが降ってきてフライングボディアタックをしかけてくるくらいには仲良くなりました。
ケンカするほど仲がいいんです、本当です、籐太でした。 |
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