2005/03/08 |
約10日ほどのご無沙汰です。ニュージーランド紀行・地獄変もたびたび寸断されて申し訳ない、籐太です。
一応、前回までのあらすじ――
何度となく危機に瀕しながらも、13時間も飛行機に乗って到着したニュージーランド。そこで待っていたのは、毎日8時間以上もバスに乗り続けるという鉄人レースだった。
そして、ニュージーランド有数の観光地クイーンズタウンに到着した。
というわけで到着4日目は、朝7時出発の夜8時到着、うち8時間がバス、2時間が船という乗り物三昧。
とはいえ、ニュージランド国立公園のひとつであるミルフォードの大森林は大変、見所のある場所でした。
1週間のうち5日は雨だというこの地は、当然、湿度が高く、森に生えるすべての木に苔がびっしりと生えており、一見して外国に来たんだなぁ、と思わせてくれます。
また夏だというのに雪が積もっていたり、雨の日だけ流れるという滝、カスケードが無数に点在し、山のあちこちで轟きを響かせていたり、見所は充分でありました。
特にカスケードは、素晴らしかった。
道路の脇から見えるだけでも、数え切れないほどあり、その1つ1つが15階建てのビルほどの高さを誇っているわけですよ。
見渡す限りの大森林、切り立った崖。その隙間から溢れくる、真っ白いヴェールのような大滝。巨大なウェディングヴェールをかぶった花嫁が山のあちこちで結婚式を挙げているかのような壮大さ――
その迫力と言ったら、私ごときの文章力では到底、表現不能です。
でも12時間の旅路のうち、バスが8時間と船が2時間。
この地で過ごしたのは15分休憩が3回だけ。……俺はバスに乗りに来たんじゃねぇ。
そんな感じでミルフォードからクイーンズタウンに帰ってきた私たちは、山上のレストランでディナーを楽しむことに。
ここからの景色もまた素晴らしく、湖に面した広大な山々、バンジージャンプの台、街なみ、夜景、バンジージャンプの台、南十字星、バンジージャンプの台などが見渡せます。
まあ、なにはともあれレストランに入りましたよ。ここはバイキング形式のお店で、大量の飲食物が並んでるわけですよ。
ニュージーランド人は、どうもデザートに対して変質的なまでのこだわりを持っているらしく、バイキングの店に入るとカットもされていないケーキがまるごと4つも5つも並んでいるのは常識。当然、ケーキ以外のメニューも豊富です。
私にとって特に印象的だったのは、ペヴロヴァというニュージーランド特産のケーキです。
一口目を食べたあの瞬間は、今でも忘れられません。
どうも主原料はメレンゲらしいのですが、ケーキだと思って口に入れたら、甘ったるい未知の物体がドロドロと溶けていくような食感。まるで辻斬りです。
でも私の舌がイカレてしまったのか、単に慣れたのか? この店で食べたペヴロヴァだけはやたらうまっかったのを覚えています。
なんだか、だらだらとした文章になったなぁ、と思いつつ……第8回へつづきます。
つづく |
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2005/03/12 |
前回までのあらすじ――
私は母と乞食(弟)の3人でニュージーランドへ来ていた。毎日8時間以上乗り物に乗り続けるという苦行に耐えながらの強行軍も、残り2日である。
こんばんは、籐太です。
『ニュージーランド紀行・地獄変』も第7回。やっと終わりが見えてきました。
この日は、クイーンズランドから飛行機で旅立ち、ニュージーランド最大の都市、オークランドを目指します。
さて、飛行機と言えば機内食。
「fish or egg?」
と尋ねてきたスチュワーデス。
さすがに慣れてきたのか、母上殿は得意げに満面の笑顔を浮かべ「卵」と答えていた。
……この人に学習能力はないのか?
まあ、なにはともあれ、オークランドへ到着しましたよ。
さすがは大都会! ショッピングに興じたり、バラ園に立ち寄ったり、芝刈り機の代わりに牛を飼っているという公園へ行ってみたりしながら、まったりと過ごします。
見渡せば、大都会。でも公園には牛。そんな心の底からまったりした気分にさせてくれるニュージーランドが大好きだ!
そんなこんなで早くもホテルに到着。
せっかく夏真っ盛りの国へ来たというのに、ここまでの海パン総使用時間はたった15分。
このホテルにはプールがあるという話だったので、さっそく乞食を連れて泳ぎに行ったわけですよ。
……なんというかですね。
ニュージーランドに来て6日目にして、初めて外人ってすげえと思いましたよ。なんなんですか? なんでこの人達は、こんな当たり前のように全員セクスィー水着を着用してるんですか?
いやぁ、目の前にそんなきわどい水着が歩き回ってたらですね、さすがの私もわざわざ日本から持参したゴーグルを装着せざるをえない!
もうほんと……
ご満悦
まだ1日残ってるけど、もうどうでもいい。
たとえ今すぐ日本に強制送還されても私は本望だ。
という感じで、日本の恥を海外にばらまいた辺りで最終回に続きます。
……つづく |
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2005/03/15 |
前回までのあらすじ――
私は母と乞食(弟)の3人でニュージーランドへ来ていた。数々の恥部、汚部を晒したり、試練を乗り越えたりしながらついに最終日を迎えていた。
ホワイトデーのチョコレートを自分で買って自分で食べました、文句あるか? 籐太です。
『ニュージーランド紀行・地獄変』もやっとついに最終回。
この日はおみやげ店でショッピングですよ。
私と乞食はチョコレートとか蜂蜜とか酒なんかを買ったのですが、母上殿はさすがというか羊の胎盤エキスが配合されたシワ取りクリームを1ダースも購入していました。
その後、母上殿の買い物につきあって、ブランドショップへ。まあ、もちろん買うはずはなく、ただの冷やかしですが。
それでも、母上殿は爛々と目を輝かせて、ブランド品を見ていましたよ。そこに店員がやってきて……
「May I help you?」
まずい、この店員は日本語がわからないぞ! ここはブランド店だというのに、またも乞食の出番か!? そう思ったとき、母上殿が!
「いやぁ、これ、今年のモデルですね、ええわぁ」
相手は英語で話しかけてきているというのにあくまで日本語のみで対応する母上。相手はあきれて帰っていきましたよ。
そんな母上殿はこの旅行中、突然、私と乞食が『おかん』と呼ぶのが気にくわないと言い出した上――
「私はマザーと呼んで欲しいわ」
正直、純度120%の関西人である母上殿をマザーと呼ぶなど、拷問以外のなにものでもありません。
ていうか、母上のアルツハイマーを本気で心配しましたよ。
こんな感じで最終日は過ぎていったわけですが、まだ私にはニュージーランドで1つだけやり残していることがありました。
それはバンジージャンプ!
ニュージーランド最大の都市であるオークランドには高さ300Mを超えるスカイタワーなる建物が存在するのですが、なんと! その塔から、バンジージャンプができるというのです。
高さ300Mクラスのバンジージャンプなど日本で体験できるはずがありません。きっといい思い出になるでしょう。
マジ引きする乞食と母上殿を尻目に私は1人、受付嬢と対峙しましたよ。
「バンジージャンプ、ハウ・マッチ?」
と聞いた私に、受付嬢はにこやかに答えてくれました。
「1TRY 200$(約16000円)」
あぁ〜… 私の食費、1ヶ月ぶんより高ぇよ。
財布を開く(ふりをする) ……いや、わかってた。この旅行に持ってきた私のお小遣いは全額で1万円。おみやげを買った今、半分も残っていないことくらいな。
なんだよ……
物理的に無理じゃん
……でも、ちょっぴり安心したのは内緒だ。
そんなこんなで楽しかったニュージーランド旅行もこれで全日程を終了。
帰りの飛行機でたまたま一緒になった日本人観光客と会話する母上殿。しかし母上が都市の名前をことごとく間違えているため、会話が成立していない。
一例を挙げると……
「クライストチャーチの大聖堂にはいきました?」
「ええ、よかったですね、クイーンズタウン」
クライストチャーチだって言ってるだろう?
……この人は、日本人とも会話を成立させられないことを、今、知った。
さらに日本に帰った後、さっそく入った和食の店でも
「この針ショウガおいしいわぁ」
と言いながら、タケノコをボリボリ食べていたのを覚えています。
きっとアルツハイマーではなく、ただの時差ボケに違いありません。本当です。
それでは、これでもうニュージーランドの話をしなくていいのかと思うとせいせいしている、籐太でした。 |
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2005/03/20 |
カレーライスやオムライスはニュージーランドでは和食なんだってさ! 籐太です。
東京上陸を果たしてから早3週間。
未だ、こちらでの生活を報告していないことに思い至りました。とはいえ、順を追った方がいいだろうということで大阪を出発する前後の話。
まあ、別にどうでもいいんだけどさ。
3ヶ月間、東京に行って帰ってこないって話をしたらとある女性に泣かれちゃってさ。
でもまあ、その人も大人の女性。きちんと話せばわかってくれた、男なんだから仕事もあるだろうってね。
でもまあ、まさか泣かれるとは思わなかったよ……
管理人の老婆にな!
(推定年齢85歳)
もうね、マジどうでもいい……
むしろ、なんで泣くんだよって感じですよ。あのボロアパートに住んですでに6年ほどになりますけど、やたら気に入られてるのも気づいてたけど……
推定年齢85歳の老婆にな!
今年もバレンタインの収穫はゼロだったのにな!
ちくしょ〜、なんでこんなに悔しい思いをしなくちゃいけないんでしょうか?
まあ、他にも実家へ寄った折、母上殿が……
「あんた、3ヶ月間もバイクどうするの?」
と聞くので
「友達のところに預ける」
と答えましたよ。すると母上殿は言いました。
「盗まれんように気をつけや!」
友達のうちに置いてるって言ってるのに……誰が盗むんですか? そんな盗賊のような友達は持った覚えがありません。
そうこうするうちに父上殿も帰ってきましたよ。そして、私に聞きました。
「おまえ、バイクどうするんや?」
「友達のところに預ける」
「そうか……
盗まれんように気をつけろよ!」
この天然夫婦を誰かなんとかしてください。
それとも私は両親に、私の友達=盗賊、という印象でも持たれてるんでしょうか?
そんな激励もありつつ、東京入りした私。出迎えてくれた友人との会話……
「あのパン屋の制服、メイドみたいですね!」
「バカ野郎! 東京じゃ常識だ」
この地にいる限り、ネタに困ることはないだろうな、と確信してしまった、籐太でした。 |
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2005/03/24 |
仕事中に突然、背中のおできが破裂。うんこの臭気がする体液がどろどろ溢れだして焦りました、籐太です。
臭いだけ嗅いでたら、仕事中にうんこ漏らしたみたいじゃねえか。
まあ、先日ですね。
メイド喫茶に行ったんですよ、メイド喫茶。
一応、わからない人のために解説しておくとメイド喫茶とは、すなわち……
男のロマンだ!
それ以上の説明も理解も必要ない。
なにも考えずに、かわいいメイドさんに囲まれ、ご主人様気分に浸ればいいじゃないか!
だけど彼女たちのご主人様であるところの私は、思い出に700円のAセットを注文するか、冷静に500円のBセットにしておくか、で悩んでいる。
我ながら実にみみっちいご主人様ぶりだ。
さらにここで問題が発生した。
腹が痛い、つまり……
ビッグ便を催してきた!
せっかくやってきたメイド喫茶。
そこで最初にやることが脱糞なのか? この屈辱ったらありませんが、背に腹は代えられない。
とはいえ、トイレは入り口付近にあり、順番待ちの客がたむろっている。しかも女子。
しかし、やっぱり背に腹は代えられませんよ。どけやコラってな勢いで押しのけ、トイレに突入!
幸せなひとときを過ごした後、やっと席に戻りましたよ。
すると、どうですか? とっくにケーキと紅茶がテーブルに並んでるじゃないですか。
同行した諸氏がメイドさんに「お待たせしましたご主人様」とか言われてる間、私は1人下痢腹抱えて、ビッグ便。
この屈辱ったら……
そんなこんなでがっくりしながら帰ろうとしていたわけですよ。
すると、わざわざ大阪から遠征してきた光姫満太郎先生が言いました。
「よし、籐太くんもGAミュージカルに行くか!」
なにがよしなのかよくわかりませんが、何の前振りもなくいきなり誘われるのはいつものことです。
だから私もいつものように誘われるままに行くことにしましたよ。
まあ、ミュージカルっていうのにも興味がありましたし、メイド喫茶はビッグ便で台無しだったしな。
とにかく新宿の紀伊国屋の上の方にあるなにかよくわからない劇場で、まるで都会の片隅に現れた異世界のごとく『GAミュージカル』は開催されていたわけですよ。
正直、客入りは満席とは言えず、ステージも狭い。しかも前売り券を買っていた他のメンバーと違い、1人だけ当日券だった私は当然のように孤立。
自分でもなにがしたかったのかわからない状態で、開幕したわけです。
まあ、この時点で私は、このミュージカルに対して何ら期待はしていませんでしたよ。
ところがどっこい、これが異様に盛り上がってしまったわけです。
歌って踊って、ステージを所狭しと駆け回る登場人物達。……まあ、実際、狭いんですけど、だからこそ、それをいっぱいまで使っているところに好感を持ちました。
特に、なんの意味もなく突然、クソピンク出演者の1人がミニスカートで二重跳びを始めたときは、おいおい今さらこの私がそんな子供だましのセクスィーサービスで喜ぶとでも思ったか? ざけんなよ、と思いながらも太股から目が離せません。
……先生、ボクは病気なんでしょうか?
(バカに付ける薬はありません)
そんなこんなで劇場を後にし、なんとはなしに贈答品の花輪を見たわけですよ。
当然のように関係各社、及び関係者の名前が並んでいます。しかし、そこになにをどう間違ったのか?
こんな名前を発見したわけですよ……
IZAM
へ〜、そう言えば昔、ビジュアル系ってはやったな……っていうか、あなた関係者だったんですか?
驚愕の事実に頭を抱えつつ、昔、私も貴方のことを女だと思ってドキドキしてたよ。
メルティー ラ〜ブ♪ な籐太でした。 |
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2005/03/26 |
先日の日記を見た某氏が、ロイヤル席から見た縄跳び二重飛びは危険すぎたわ、とほくほく顔でおっしゃっていました、なにやらムカつきます。
ちなみに私は一番、安い席でした、籐太です。
いや、ほんと大したことじゃないんですけどね。
1ヶ月ほど前、ちょうど大阪から東京へ移り住む、その当日のことです。
たまたま誘われて、舞台劇を観に行ったんですよ。
まあ、内容はそれなりに楽しかったんですが、そんな話はどうでもいい。
ついでに一緒に行ったのは女の子だったんですが、私とは別にどうってことない関係であり、それもどうでもいい。
私は、その日の夜には東京へ旅立たねばならず、忙しかったので劇だけ観て、とっととJR大阪で別れたわけですよ。
ちなみにうちの母上殿は滋賀県在住であり、大阪駅まで来るのに1時間半から2時間はかかります。
いや、なんでここで母上殿の話になるかというとですね。
いたんですよ、そこに。
女の子と別れて、振り返った私の視界の端に飛び込んできた見慣れた姿。ありえないっていうか、信じたくなかったので、さっささと駅の外に出ましたよ。
別に声もかけられなかったしさ。
なのに5分後――メール着信。
発信元はもちろん母上殿。
『今、大阪駅にいる』
衝動的に踏切を乗り越えて走ってくる電車と熱い抱擁を交わしたくなりましたが、ぐっと我慢して駅まで戻りましたよ。
数々の疑問が私の脳裏に浮かびます。
なんでいるんだ?
なんで喫茶店に強制連行なんですか?
そして、ここまでしておいて……
なんでなにも言ってくれないんですか?
なんだかよくわからない脳内物質がドパドパ分泌され、いろんな体液が毛穴という毛穴から滲み出てきましたよ。
耐えきれなくなった私は言いました。
「私も実はさっきまで大阪駅にいたんですよ」
「へえ、私は1時間前からいた」
電話もしたそうですが、繋がらなかったそうです。
ああ、その時間は劇とか観てたから、携帯の電源とかは切ってたかなぁ、あははっ。
……っていうか、私が何をしたって言うんだ?
その上、母上殿は私が見かけた人物と同じ服装をしている(ていうか、明らかにこっち見てた)にも関わらず、私がいたことに全然、気づかんかったわと言い張るのです。
まあ、知らぬふりをしてくれるつもりなのか、とその日は適当に別れたわけですよ。
実際、私にやましいところはありません。
だから私の中でも、このことはなかったことにしてきたんですけどね。
この間、母上殿から連絡があった折――
「あんた、○○さんとはどうなってんの?」
どうもなってません!
それどころか最近は連絡さえありませんよ。
もうほんと勘弁して欲しい。
中途半端に親父までこのことを知ってるのはマジで勘弁して欲しい。
なんで最初に知らない振りをする必要があったのか、ホント目的がわからない。
まあ、なにはともあれ先方に迷惑がかからないことを祈っている、籐太でした。 |
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2005/03/29 |
前回の日記でネタにしたことを登場人物の方に一応、報告したときのこと。
「あの話、日記のネタにしたわ、がははっ」
「殺すぞ」
と軽快なトークを繰り広げてしまいました、籐太です。
何度も言うようですが、私は現在、東京に出張中。とはいえ、仕事ばかりしていては息が詰まります。
そして東京に来たからにはあそこに行かねばならんだろうってんで、やってきました東京タワー!
やっぱり一生に一度は登っておきたいですよね?
さっそく山手線、浜松町から増上寺を通り抜けて、憧れの東京タワーに突入ですよ。
そこで私が見た物は……
ヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒトヒト
なんじゃこりゃ……
舐めてんのかってくらい人間でごった返してます。大阪の通天閣に登ったときなんか、ガラガラでしたよ。
その上、デパートの熱帯魚売り場みたいな水族館の入場料が800円だったり、なぜか開かれているヨン様展の前でオバチャンが記念撮影しまくってたり、しかも入場料が1000円。
……まあ、蝋人形館とトリックアート展には行きましたけど。
まさか天下の通天閣より人が多いなんて思いも寄りませんでした。
そして上に登るエレベーターの前には長蛇の列。
ていうか、このヒト科ヒト属の群れはなにをしてるのかと言えば、全員エレベーターに並んでるんです!
マジで並ぶのか? と思っていた私に『階段からも登れます』の看板。
せっかくなので階段を使うことにしました。
しかも階段から上った場合、東京タワー限定ノートが貰えるという特典付き!
ラッキーと思っていられたのも、200段くらいまで。全行程530段!
もちろん翌日は筋肉激痛。
まあ、その日は日曜日、しかも春休み、ということもあってか家族連れが多いです。
そんな微笑ましい風景になんとなく耳を傾けていると……
「ねえ、パパ、ライブドアのビルどこ!? ライブドアのビルどこ!?」
「あれがライブドアのビルだよ」
「ライブドア! ライブドア!」
もうこのバカ息子が大はしゃぎ。お前はそんなに堀江が大好きか?
ていうかライブドアのビルが東京タワーから見えるなんて初耳です。
そんなこんなで東京砂漠を上空から見下ろし、帰りはここからジャンプした方が早そうだ、と思った、籐太でした。 |
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